2017年3月15日水曜日

超不人気車S12シルビア・ガゼール(TДT)ウエーン

今回の話題はS12シルビア・ガゼールでいってみましょう!
これは1983年8月にS12シルビアがデビューしたときのCM

S12って、全然売れてませんでしたね

何ででしょうね?
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先代のS110や

次のモデル

皆様、よくご存知のS13は
よく売れたのに
その間に挟まれたS12はまったく売れませんでした。

プレリュードに押されたのかな?
私が中学生の頃、じゃかじゃか走っていました。

S110は売れていたこと考えるとそれだけじゃなそうです。
ところで私個人はS12はすごく好きです(*´ω`*)

カタログや新車紹介誌も持っています

ウィキペディアによるとS12は元々CA18系エンジンを搭載する前提で設計されたのことで、軽量なCAエンジン(手元の資料によるとどの仕様か分かりませんが従来のZ型に比べて35Kgも軽量化されていたそうです)を搭載してハンドリングを売りにしたクルマとして企画されたようです。
このCMで初めて柳ジョージさんを知りました(^O^)


これは1984年2月に追加された”1800 turbo Fisco"のCMです。

デビューしたときのCMは最初に紹介したほうで
それではFJ搭載のRS-Xが出ています。

つまりCA系エンジンがメインでありながら、
FJ20エンジンを前面に出していた訳です。


日産としては当時2リッター最強のFJ20ETを積んでいることで高性能をアピールしたかったのでしょう。

当時はスカイラインRSターボといえば”すげぇクルマ”だったわけで

それと同じエンジンと積んだシルビア・ガゼールRS-Xも
”すげぇクルマ”ということでメーカーとしては前面に押し出したかったのでしょうが

冒頭の新型車紹介誌によると
ハンドリングはやはりCA18ET搭載車の方がいいようです。


私は、現在NA8ロードスターに乗っていますが
以前はNA6ロードスターに乗っていました。

B6エンジンより重いBPエンジンは明らかにハンドリングに悪影響を与えています。
CAとFJの重量差はB6とBP以上にあると思われますから
その影響はかなりのものだと思います。


CA18ETの動力性能はFJには及びませんが、
当時の水準からするとなかなかのもです。

性能曲線を見ると


CA18ETはピークパワー・トルクはFJ20ETに及びませんが
フラットな出力特性のように見えます。

新型車紹介誌によると
やはりCA18ET搭載車の方がフラットな出力特性だとあります。

つまり、パワー・ハンドリングと総合的によくできているのはCA18ET搭載車のようです。

しかし、強烈なスペックとインパクトのあるボンネットのパワーバルジで

S12シルビア・ガゼールといえばRS-Xになってしまいました。

つまり、本来メインであるはずのCAエンジン搭載車は安物!
廉価版ということになってしまったってことです。

つまり、CA搭載車に乗るということは
”RSが買えなかった人”のレッテルが貼られてしまうことになってしまいました。

これは不味いでしょう!


FJ20は大変高コストな少量生産エンジンです。

当時、直打式4バルブDOHCの自動組立はトヨタ(アウターシム式)しか確立しておらず、FJ20(インナーシム式)は職人が手作業で組んでいたようです。
この次のCA18DE・RB20DEでHLAを採用して生産性を上げて大量生産になります。
このあたりのことは「偽物ツインカム!?」という記事に書きましたのでご興味のある方はそちらをご覧下さい。

FJ20を搭載することによって車両価格も跳ね上がります。

シルビア3ドアハッチバック ターボRS-X(5MT)が当時の価格で

252万円!

   。 。
  / / ポーン!
( Д )


現在ではBRZやトヨタ86が300万円平気でしますので
ピンとこないかもしれませんが、このクラスとしたはかなり高価です。

何れ位高価かというと

初代ソアラの

最上級グレードの2800GTエクストラ(5MT)で
285.5万円


ただの2800GTなら266.7万円
当時ソアラはかなりの高級車のイメージでした。


CA18ET搭載車は
豪華装備のR-X・G(5MT)で210万円
多分、メーカーが1番売れ筋だろうと考えたR-X(5MT)が197万円
このあたりですとライバルの

セリカや


プレリュードといい勝負です。

つまりRSを前面に押し出してしまったためにS12は
車格の割に高いというイメージがついてしまった。

私はRSは遅らせて出すべきだったと思います。
CA18ET搭載車を新型のイメージリーダーにして、
新型シルビア・ガゼールは卓越のハンドリング・マッシーンということにし
RSはスペシャルバージョンとして追加にすればよかった。

さらにS110でもあったFJ20のNA仕様はなしで、ターボのみ(ガゼールはターボしかありませんでした)にしたら
”旧型のRSとは訳が違う!”というイメージが演出できたと思います。

そして、
ハンドリングマッシーンのCA18ET搭載車
パワーのターボRSという住み分けができたでしょう。

要するにRS-X(US12)の位置づけを失敗してしまった(T_T)/~~

しかし、S12が売れなかったのはそれだけではなかったと言えます。
このインテリア
オヤジが乗る車のようです。
メーターグラフィックとステアリングホイール
ハッキリ言ってダサい!(あくまでも私個人の感想です)

このステアリングホイールはスポーティーカーにはいかがなものか?
バネット・トラックに付いていても違和感ありません( *`ω´)
アメ車的な印象を受けます
そういえば、エクステリアも前期型はアメ車的です。


無駄な調整機構が付いたシート
CMのイメージやエクステリがスポーティーカーなのに
インテリアは当時流行ったハイソカーのようです。
メーカーとしては”快適で、それでいて速い”と言いたかったのかもれませんが、ちぐはぐです。
つまり、
このクルマは市場のターゲットが絞り込めていなかったように感じます。

セリカのようにスポーティ路線を目指したのか?

ソアラのようにハイソなクーペになりたかったのか?

プレリュードのようなナンパクルマにしたかったの?

よくわかりません。
しかし、S12はメカ的には悪くないと思います。
この当時の日産の販売戦略の失敗の産物だと思います。

大幅テコ入れして後期型になると
高コストなFJ20はカタログ落ちして


CA18のツインカムターボが載ります。
この時にガゼールもカタログ落ちしています。

装備も簡略化されてハイソカーもどきの内装はなくなります。

イメージ的にもスッキリします。

これにより車両価格はかなり下がります。
というかクラス相応になりました。


エクステリアもスッキリしてまとまりが良くなります。
なんといっても、後期型RSはCAエンジン搭載が前提で作られたクルマがCAエンジンになったのですから車体のバランスも良くなっているでしょう。

内外装・車体構成とスポーティーカーとして統一されたと思います。
本来あるべき形なった言えます。
でも、時すでに遅し。

S12シルビアは不人気車の地位を不動のものにしていました

シルビアが不人気車の汚名を返上するのは
S13の登場を待たなければなりませんでした
待っていたのは”時代”ではなくて”販売会社”の人たちでしょうね

S12シルビア・ガゼールは商業的には失敗しましたが、
私はいい車だと思っています。
この時代の日産は販売戦略でトヨタの後塵を浴び
このS12以外にも300ZRT12オースターのように
車の作りやコンセプトは良かったのに売上が伸びず
珍車・レア車になってしまった車があります(><)



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